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2008.01.21更新

今回は北信ローカルネタでお送り致します。
長野市周辺で「○○通り」というと、
咄嗟にどんな地名が頭に浮かぶでしょうか。
善光寺に向かうメインストリート、「中央通り」?
自動車にとってはこっちがメインかな?「長野大通り」。
県庁と市役所を結ぶ「昭和通り」。最近はなんて呼ぶのだろう「SBC通り」。
ほかに「東(あずま)通り」「東東(とんとん)通り」
「若槻大通り」なんかを思い浮かべる人が多いとおもうのですね。
では「相ノ木通り」はどうでしょう。
長野市以外に住む人はもちろん、長野市内に住む人でも
そんな名は聞いたことがない、って思う人もいるかもしれません。
長野大通りの善光寺下あたりから吉田付近まで、長野電鉄と並行するように
東西に走る細い旧街道(旧・北国街道)で、上に書いたどの通りよりも
マイナーっぽいですが、どの通りよりも歴史があるかもしれません。
随分と建て替えが進みましたが、まだまだ古い建物が残っています。
元は街道沿いの長い商店街なので、軒を連ねる家の多くが
商店だったと聞きます。人々の移動手段が主に徒歩だった頃、
ここは長野の街にとって郊外だったのでしょう。現在、国道沿いの
郊外店が繁盛しているように、この相ノ木通りも買い物客で賑わって
いたのでしょうか。今となっては店をたたんだり、或いは廃屋と化して
いる家も少なくありません。
しかし、魚屋や八百屋、薬屋やりんごの問屋、雑貨屋や
風呂桶屋(!)さんなど、長い歴史を背負いつつ、まだまだ
古いたたずまいのままで営業しているお店も残っています。
有名な宿場町のように見所満載ではないのですが、
今回、取材目的で歩き回ってみて、さりげなく残っている
昭和の空気感がとても心地よかったです。
そういえば
相ノ木通りの特徴として「若い人がすごく沢山歩いているのに、
若者向けの店が(ほぼ)皆無」という点があるでしょう。
すぐ近くに二つの短大と中学校があって、
朝夕は通学する人々で溢れているにもかかわらず、彼らに
向けたお店は見あたりません。そのせいで旧街道の雰囲気が
保たれているのかもしれませんが…少し勿体ない気もします。
あと、廃屋(或いは使われなくなって長い時間が過ぎた家)
が多く、このまま10年も過ぎたら多くが自然解体してしまい、
同時に「昭和の空気感」など跡形もなく消えてしまうのでは
ないか、という点が気になりました。
…これはもちろん、相ノ木通りに限らず長野県全域
(あるいは日本の地方都市全般)に言えることだと思いますが。
(写真・文:清水隆史)
