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工芸のまち、松本~クラフトピクニック編

2009.10.24更新

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10月17日・18日の2日間、あがたの森公園の芝生の広場で「クラフトピクニック」が行われました。

「クラフトピクニック」は毎年5月に行われている「クラフトフェア」の姉妹的イベントとして2002年にスタート。今年で8回目になります。


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「ものづくりの現場を見せる」ということがピクニックの大きな目的。
なので、「体験(ワークショップ)」もしくは「実演」ということが出展の条件になります。


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作家さんの仕事風景を実際に見られる機会というのはなかなかありません。
木を削って作るスプーンや、鍛冶(かじ)、スピンドルを使った糸紡ぎなど…ふと目に入ってくると、足を止めてじっと見入ってしまいます。

作家さんの邪魔にならないように声をかけてみます。
「これ、何を使っているんですか?」
「できあがるまで、どのくらい時間がかかるんですか」
何度も聞かれたであろうそんな問いにも、穏やかに返事がかえってきます。
作業の手を止めたり、ときにはそのまま進めたりしながら。


ワークショップでは、大人も子どもも楽しみながらものづくりができます。


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親子連れが多いのも、ピクニックの一つの特徴です。
子どもより本気になったお父さんの姿や、お母さんの手を振り払うくらいの勢いで懸命に作業をする子どもの姿。
ものづくりを通して、親と子にもいろんな会話やいろんな思いが生まれてくるのかもしれません。


昨年に引き続き出展していた「工房あらい」のとんぼ玉作りは、今年も大人気。
新井さんに手を添えてもらいながら、くるくると棒を回していきます。


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徐々にできていくとんぼ玉。
作っている子どもも、それを見ている子どもも、息を詰めたり、笑顔になったり。
「子どもたちの目が輝く」ということを、本当に体感できます。


革のバック作りを行っていた「kurosawa」では、ひと針、ひと針と真剣な眼差しで革を縫う人々の姿が。


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参加した人は、アドバイスをもらったり、隣の人と会話したり(思ったようにいかず、ときには励ましあったり)しながら、2時間ほどでバックを作り上げていました。

「フェアのときは、忙しくてあまりいろんな人と話ができなかったけど…今回は作りながらお客さんとも話せたし、他の出展者とも話せたしよかった」と出展者の黒澤さん。
参加した人からはワークショップで作った作品だけではなく、いつも作っている作品についてもたくさんの質問があり、黒澤さんは一つ一つ丁寧に応えていました。


「革って、今までどうやって作っているのか全然わからなかった。でも、今日知ることができた」
そんな声を聞きました。
きっと「革」だけじゃなくて、「糸」「布」「椅子」…そんな発見が、会場の随所であったのだろうと思います。


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「ものづくりを伝える入口にしたい」と実行委員長の谷口泉さんは言います。
「ものを売ることが目的ではない。昔は現場を見ることができたが、今はその機会が少なくなってしまった。」と谷口さん。
フェアにもその精神は息づいています。ですが、規模が大きくなってしまうと、なかなか皆が同じ思いではいられない―そこにジレンマがあるのだと思います。
「来る人も、出展する人も、同じような気持ちでいられるよう、ゆっくり、ゆっくり進めていけたら」願いのような、谷口さんの言葉。

当日、会場内で配布されていたチラシにはこう書いてありました。

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芝生の広場をぐるっと囲んだテントの数はおよそ80。
随所で手が動き、会話が交わされ、ものが生まれていきます。


どうやら「作り手」と「使い手」はもちろん、「作り手」と「作り手」、「使い手」と「使い手」の間にも、生まれていたようです。
目に見えるものも、見えないものも。


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(文・写真 松本経済新聞 山口敦子)
松本経済新聞

コメント

クラフトピクニックの様子が、とてもよく伝わってきました。
表紙写真に照れたりして…(汗)。
もう、来年が、楽しみです!

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